Staff Interview

利用者様の人生に
最期まで寄り添える仕事

看護師 2021年入職

高橋

出産を機に施設の看護師へ

大和会に入職する前は、病院で看護師をしていました。子どもを出産したあと、家の近くで働ける職場を探していたときに見つけたのが大和会です。姉が介護施設で働いており、よく話を聞く機会があったため、施設での仕事にも興味がありました。
実際に施設見学へ行くと、職員の方がすごくよく対応してくださったのを覚えています。愛生苑はチームワークを大切にしながら利用者様の介護にあたっているというお話を聞き、私もこの施設で皆さんと一緒に仕事をしたいと思い、大和会への入職を決めました。

利用者様の意思を尊重した看護

現在の仕事は、利用者様の生活サポートが中心です。主に、薬の管理や皮膚の処置などを行っています。週に2回、施設医の先生が来られるため、状態の悪い方は先生に報告をして指示をいただいています。
施設の利用者様は、家に介護できる人がおらず入居されるというケースが少なくありません。きっとご家族もいろいろな葛藤を抱えながら決断されたことでしょう。だからこそ、利用者様とは家族のように関わり、制限がある中でも楽しく生活してもらうにはどうしたらいいかを常に意識しています。
以前、食事制限のある利用者様が「甘いものが食べたい」とおっしゃっていました。病院だとカロリーや糖分の制限があって難しいのですが、施設では少しでも利用者様の楽しみになればという想いで、医師と相談して週に1回おやつを提供することに。それを食べたときの利用者様の嬉しそうな顔は、今でも忘れられません。

最期まで穏やかに過ごしてもらうために

病院では病気の治療が最優先ですが、施設は利用者様に最期まで穏やかに過ごしていただくことが一番の目的。施設で看取りを希望される利用者様も多くいらっしゃいます。私は、施設で働くまで、“看取りは悲しい”という勝手なイメージがあったのですが、その人の人生の最期に関われる素敵なことだと感じるようになり、少し意識が変化しました。
入職して2年目の私は、看取りのご家族へ最期が近いことをお伝えするときや、同意を取る際にうまく説明できないことが多々あります。今後は、ご家族に納得してもらえる説明がしっかりできる看護師になりたいです。